「むさしの」にご縁のある開成OBの会


むさしの開成会通信70号     (スマホWeb版)


 通信70号は、7月5日に御殿山コミセンで
開催された2025年度第一回懇話会の特集号となっています。スマホWeb版では概要をお伝えします。
Ⅰ.懇話会概要
演題:開成の英語教育の現状と留学について
講師:開成学園英語科 柴田威先生

1.懇話会概要 ( 山本幹事 )

 懇話会では、柴田先生が開成学園の海外進学志向と国際交流の取り組みについて詳細に説明しました。柴田先生は東京外国語大学卒業後、開成学園に就職し、現在は英語科教員として勤務しながら、折り紙研究部と水泳部、軽音楽部の顧問も務めています。
 開成学園の海外志向がどのように始まったか、柳沢先生(元ハーバード大学教授で開成学園校長)の影響、国際交流プロジェクトチームの発足、カレッジフェアの開催などが紹介されました。また、海外大学を卒業した開成OBの現在の活躍状況や、現役学生の意識、英語教育の様子、サマースクールの取り組みなどが説明されました。

 講演中の 柴田先生です

 注目すべき点として、開成学園では2011年頃から国際交流委員会が設立され、海外大学進学のサポート体制が整えられてきたこと、そして2012年に第1回カレッジフェアが開催されたことが挙げられます。現在では、毎年数名の生徒が海外大学に直接進学しており、その卒業生たちがAI開発や自動運転技術など最先端分野で活躍していることが紹介されました。


 会議の後半では、開成OBの塩野さんと笠井さんが自身の海外大学での経験や現在の仕事について語りました。塩野さんはミシガン大学卒業後、自動運転技術の開発に携わり、現在は自律ロボット向けのシステム開発会社を起業しています。笠井さんはイェール大学で統計学を学び、現在はスタンフォード大学のコンピュータサイエンス博士課程に在籍しながら、ChatGPTのような大規模言語モデルの開発に関わっています。
 最後に、柴田先生は開成学園の英語教育の実際の様子を動画で紹介し、中学生から高校生までの段階的な英語力向上の取り組みや、サマースクールなどの海外経験の機会について説明しました。

2.懇親会

 御殿山コミセンでの熱気のこもった懇話会に引き続き、会場を吉祥寺駅近くのビアダイニングSchmatz(シュマッツ)に移動、講師の柴田先生を囲んでの懇親会を行いました。

 S53卒年次の会員はこれまでお二人(箸本会員、山本会員)でしたが、今回新たに三名(川田会員、熊谷会員、長嶌会員)の新規入会により、一年次の会員が五名の有力勢力となりました。

懇話会の詳しい内容(要約編/全文編)は、MK-netにてお送りした、PDF版の「むさしの開成会通信70号をご参照願います。


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